2013年7月1日月曜日

産経新聞: 日本学術会議、科学研究の不正防止策検討へ 半年めどに結論

【降圧剤データ操作】
日本学術会議、科学研究の不正防止策検討へ 半年めどに結論

2013.7.24 00:54 [地域の話題]
 製薬会社「ノバルティスファーマ」の降圧剤「ディオバン」(一般名・バルサルタン)を使った臨床研究のデータ操作問題を受け、日本学術会議の大西隆会長は23日、都内で記者会見し、学術会議内で科学研究の不正防止策を検討していくことを明らかにした。科学者が守るべき行動規範の普及啓発や、臨床試験の制度改革に関する議論を行い、半年をめどに結論をまとめる。
 大西会長は「医療技術や医薬品の発展は国家の成長戦略にも掲げられており、後ろ指を指されることがあってはならない」と述べ、早急に不正防止に取り組むべきだとの姿勢を示した。
 学術会議では今後、公的な研究助成に応募する研究者について行動規範の習得を条件とすることや、行動規範を普及啓発する「普及委員会」の設置などを検討。企業からの提供資金の明示や、研究の中立性に疑義が生じる「利益相反」に関する記載の徹底など、企業と研究者の適正な関係を築くための制度の在り方についても話し合う。

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