【降圧剤データ操作】
ノ社、5大学に11億3290万円 厚労省、初の検討委 千葉大、滋賀医大でもデータに複数の相違
2013.8.9 23:42
製薬会社「ノバルティスファーマ」(東京)が販売する高血圧治療の降圧剤「ディオバン」(一般名・バルサルタン)を使った臨床研究のデータ操作問題で、ノ社が臨床研究を行った5大学の研究室に総額11億3290万円の奨学寄付金を出していたことが9日、厚生労働省の検討委員会で明らかになった。
平成14年以降に行われた寄付の多くは論文公表とともに打ち切られており、ノ社が資金や人員を丸抱えする形で臨床研究を“援助”していた可能性が高まった。
田村憲久厚労相は「患者に混乱と不信感をもたらし、日本の臨床研究の信頼性も問題になっている」として、9月末をめどに原因分析と再発防止策をまとめるよう求めた。
検討委には、研究を行った東京慈恵医大、京都府立医大、千葉大、名古屋大、滋賀医大の5大学、研究にかかわったノ社の元社員が非常勤講師として所属していた大阪市立大、ノ社の関係者も出席。調査結果が出ていない千葉大と滋賀医大でも、患者カルテと論文用データの数値に複数の相違があったことが報告された。ただ、入力ミスなどの可能性もあるといい、元社員の関与の有無も含め両大学が詳細を調査している。
http://megalodon.jp/2013-0815-0844-24/sankei.jp.msn.com/affairs/news/130809/crm13080923430027-n1.htm
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