バルサルタン疑惑:学術会議の検討委が初会合
毎日新聞 2013年08月22日 20時11分
降圧剤バルサルタン(商品名ディオバン)の臨床試験疑惑に関連し、臨床試験での不正防止策などを検討する日本学術会議の検討委員会(委員長=大西隆・同会議会長)が22日、東京都内で初会合を開いた。来年1月をめどに提言を出す予定。
この日は、米国での研究者の行動規範教育を参考に、医学部の大学院生への倫理教育に取り組む信州大から報告があった。今後、臨床試験制度に詳しい有識者からの聞き取りで問題を探り、制度改革案などをまとめる。
この問題では、バルサルタンに脳卒中予防などの副次的効果があるかどうかを調べた京都府立医大などの臨床試験に、薬を販売するノバルティスファーマの社員が所属を伏せて参加。データ操作が発覚している。【野田武】
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