2013年7月4日木曜日

朝日新聞: 架空の研究グループ名を記載 ディオバン論文不正問題

架空の研究グループ名を記載 ディオバン論文不正問題

2013年8月8日5時29分

ノバルティスの高血圧治療薬ディオバンをめぐる臨床研究の論文不正問題で、データの分析をした同社元社員の所属先として記された大阪市立大の研究グループは存在しないことがわかった。元社員は市立大の非常勤講師を兼務していたが、参加した5大学の臨床研究の全てで、市立大の許可を得ていないことも判明。市立大側は「重大な虚偽の記載」とみて調べている。
トピックス「高血圧治療薬の論文不正問題」
 元社員はディオバンの効果をほかの高血圧薬と比べた東京慈恵会医科大や京都府立医科大など5大学が実施した臨床研究の統計解析などに関与。当時は現役の社員だったのに論文では社名を出さず、所属先を大阪市立大としていた。
 このうち、慈恵医大と千葉大の論文で、所属先として市立大の「臨床疫学」と書かれていた。論文ではこの部門が、臨床研究の実施主体から独立した形で、薬のデータをめぐる統計解析を担っていたとしていた。

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