【ノバルティス社の降圧剤研究問題】
日医「事実関係を説明すべき」
2013.5.29 16:27
製薬会社ノバルティスファーマ(東京)が販売する降圧剤ディオバン(一般名バルサルタン)を使った複数の臨床研究の論文に、同社社員=今月退職=が所属を伏せて加わっていた問題で、日本医師会(日医)は29日、「ノ社は事実関係を早急に説明すべき」とする見解を発表した。
日医の今村聡副会長は一連の疑惑を「国民の医薬品、医療への信頼を失墜しかねない重要な問題」と指摘。「医薬品には高度な倫理性が要求され、製薬企業が不正や公正性を欠く関与をすることは断固として認められない」と厳しく批判した。
ディオバンは平成24年に約1100億円を売り上げており、今村副会長は「現場で(ディオバンを)使っている医師、患者、国民に早急に説明責任を果たすべきだ」と求めた。
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