2013年4月30日火曜日

日刊薬業:ノバルティス・三谷社長 ディオバン論文、医療機関に無効説明

http://nk.jiho.jp/servlet/nk/kigyo/article/1226572003505.html
http://megalodon.jp/2013-0615-0749-24/nk.jiho.jp/servlet/nk/kigyo/article/1226572003505.html

ノバルティス・三谷社長  ディオバン論文、医療機関に無効説明
( 2013年2月12日 )

 ノバルティス ファーマの三谷宏幸社長は12日の記者会見で、主力のARB「ディオバン」(一般名=バルサルタン)に関する国内大規模臨床試験「KYOTO HEART Study」に関する論文が国内外の学会誌から撤回された問題について「このデータが使えなくなったことは残念」と述べ、営業部門を通じて医療機関に対して同データが無効であることの説明を行う考えを示した。

 三谷社長は、同試験が医師主導であったことから、ノバルティスとしてデータ解析などに直接関与できるものではなかったと説明。一方で、奨学寄付として一定程度の資金提供はあったとした。

 その上で、日本製薬工業協会の透明性ガイドラインに基づく自社の情報開示のほか、同試験の統括責任者を務めた研究者の所属大学が関連情報を公表する際には、同社としても協力する方針を示した。

●糖尿病・COPD治療薬「自分でもやれる」
 一方、二之宮義泰・医薬品事業本部長(取締役副社長)は、COPD治療薬やDPP-4阻害剤をめぐってエーザイやサノフィとの提携を相次いで解消した経緯について「たまたまタイミングが重なった」とした上で、「市場(の状況)やわれわれの実力を見て、自分でもやれるなと判断したので戦略を変えた」と説明した。

 ノバルティスは、エーザイとCOPD治療薬「オンブレス」「シーブリ」など、サノフィと糖尿病治療薬のDPP-4阻害剤「エクア」でそれぞれ共同販促の提携をしていたが、いずれも昨年12月に解消した。

0 件のコメント:

コメントを投稿