ノバルティスファーマ社告発へ…薬事法違反容疑
高血圧治療薬「ディオバン」の臨床研究データ改ざん問題で、厚生労働省は8日、不正なデータを広告に用いたのは薬事法違反(誇大広告)の疑いがあるとして、販売元のノバルティスファーマ社(東京都港区)と、広告に関わった同社の担当責任者を同法違反容疑で東京地検に告発する。
この問題では、同社の元社員(昨年5月退職)がデータ解析に関わった京都府立医大と慈恵医大の臨床研究で、血圧値などのデータが改ざんされたことが両大学の調査で判明。
同社はこのデータに基づき、ディオバンに「脳卒中や狭心症を予防する効果がある」などと宣伝した。改ざんの実行者は特定されていない。
薬事法は、医薬品などで虚偽や誇大な表現を使った広告を出すことを禁じており、違反した場合は、2年以下の懲役か200万円以下の罰金が科せられる。
(2014年1月8日09時04分 読売新聞)
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