2013年4月30日火曜日

日刊薬業: 高久・日本医学会長 ノ社と取引停止の府立医大に「やり方おかしい」

http://nk.jiho.jp/servlet/nk/rinsho/article/1226573465671.html
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高久・日本医学会長  ノ社と取引停止の府立医大に「やり方おかしい」
( 2013年5月24日 )

京都府立医大付属病院の対応を疑問視する日本医学会の高久会長
京都府立医大付属病院の対応を疑問視する日本医学会の高久会長
 ノバルティス ファーマがARB「ディオバン」の医師主導臨床試験に関する現時点での社内調査結果をまとめたことを受け、臨床試験「KYOTO HEART Study」を実施した京都府立医科大は24日から、「社会的けじめ」として付属病院と同社との医薬品取引を停止した。ディオバンを含め、他剤で代替可能な製品については原則として使用を見合わせる。一方、この日記者会見した高久史麿・日本医学会長は、今回の問題の責任は同社と同大の両方にあるとの認識を示し、「府立医大のやり方は少しおかしいのではないか」と述べた。

 同大付属病院によると、年間に購入する医薬品は全体で約40億円で、同社分が約3億円を占める。取引停止期間は現時点では決まっていないが、病院側は「患者不在の措置になってはいけない」と説明しており、分子標的治療薬「グリベック」など他剤への切り替えが難しい製品については患者への治療を優先して使用を続ける方針だ。

 同大の対応について、日本医学会利益相反委員会の終了後に会見した高久会長は、「私はやり過ぎだと思う」と苦言を呈した。「KYOTO HEART Study」の統計解析の担当者として同社社員が臨床試験に関与していたことは、同大関係者は知っていたはずだと指摘し、ノバルティスとの取引停止は一方的だとの見方を示した。

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