2013年4月30日火曜日

FNNニュース: 製薬会社社員臨床実験関与 日本医学会、実態把握と公正さ審議へ

 FNNニュース: 製薬会社社員臨床実験関与 日本医学会、実態把握と公正さ審議へ

高血圧治療薬「バルサルタン」をめぐる臨床試験に、製薬会社のノバルティスファーマの社員が関与していた問題で、日本医学会は24日午後に、実態把握と研究結果の公正さを審議する会議を開く。
この問題は、ノバルティスファーマが販売する降圧剤「バルサルタン」に関わる5つの臨床試験に、ノバルティスファーマの社員が関与していたもの。
ノバルティスファーマの日本法人は、社員が関わった試験の1つの京都府立医大の論文が、2月に撤回された当時、「われわれは、一切試験に関与していない」と全面否定していた。
しかし、日本法人はその後の調査で、実際に社員が関与していたことを確認し、日本医学会などに報告した。
この社員は、5月15日付で退職しているという。
日本法人は、事実関係が誤っていたことについて、「率直に訂正して、おわび申し上げたい」とコメントしている。
今回の問題について、田村厚労相は24日朝、「ちょっと今回の事案は、ノバルティス社に対して、強く指導しなければならない」と述べたうえで、「組織ぐるみの問題があれば、大変大きな問題」と懸念を示した。
日本医学会は、24日午後1時から利益相反委員会を開き、研究結果が公正だったかどうかを審議することになる。

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